日本口腔インプラント学会 指導医受験|及川歯科医院|栃木県益子町の歯医者

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日本口腔インプラント学会 指導医受験

こんにちは、及川です 1月11日に公益社団法人 日本口腔インプラント学会の指導医になるための試験を受験してきました この日本口腔インプラント学会は日本で唯一厚生労働省が認めているインプラント学会であります インプラント指導医はいわゆるインプラント治療の教員免許試験みたいなもので、取得するとインプラント教育施設で専門医を育成するための資格を取得できます またインプラント治療のスペシャリスト(日本で最高峰の資格)という証となり、日本に歯科医師が約105000名おりますが、現在で198名とごくごく少数です この受験資格はかなり厳しく、まず専門医の資格を取得しなければなりません 専門医取得規定は (1)日本国歯科医師の免許を有すること。 (2)5年以上継続して正会員であること。 (3)研修施設に通算して 5 年以上在籍していること。 (4)日本歯科医師会会員であること。 (5)専門医教育講座を 3 回以上受講していること。 (6)本会学術大会及び支部学術大会に 8 回以上参加していること。 (7)本会専門医制度施行細則(以下、「施行細則」という。)に定める 所定の研修を終了していること。 (8)口腔インプラント指導医 2 名(内1名は施設長)の推薦が得られること。 (9)施行細則に定めるインプラント治療の経験があること。 (10)ケースプレゼンテーション試験に 合格していること。 (11)本会学術大会又は支部学術大会において 2 回以上発表を行っていること。 (12)口腔インプラントに関する論文を本会 学会誌 又は委員会が認める外国雑誌 に 1 編以上発表していること。 これをクリアし、さらに厳選した20症例を提出、承認されそれについてのインプラント指導医3名の方々(大学教授クラスも含む)口頭試問と筆記試験にまず合格 しなければなりません 上記の専門医をまず取得し5年以上して初めて指導医の受験が可能になりますが、これにもさらにハードルがあり 指導医取得規定は (1)10 年以上継続して正会員であること。 (2)研修施設に通算して 8 年以上在籍していること。 (3)専門医教育講座を申請前直近の 3 年間に 3 回以上受講していること。 (4)本会学術大会及び支部学術大会に直近の 10 年間に 10 回以上参加していること。 (5)本会学術大会及び支部学術大会において 6 回以上発表(内2回は主演者)を行っていること。 (6)口腔インプラント指導医 2 名(内1名は施設長)の推薦が得られること。 (7)施行細則に定めるインプラント治療の経験があること。 (8)施行細則に定める口腔インプラントに関する論文を6編以上(内3編は筆頭著者で本会学会誌筆頭論文1編を含む)発表していること。本学会誌を論文として提出する場合の筆頭著者とは、原著論文では上位3名まで、臨床研究では上位2名まで、症例報告、調査・統計、資料、依頼論文では筆頭著者(最上位)のみとする。また、本学会が認める他学会誌で筆頭論文を充当する場合筆頭著者(最上位)のみとする。ケースプレゼンテーション論文は、口腔インプラント指導医の論文とは認めない。 (9)本会が指定する救命救急に関する講習会を1回以上受講していること。 これをクリアして、 さらに厳選した100症例を提出、承認されそれについてのインプラント指導医9名の方々(大学教授クラスも含む)口頭試問に合格しなければな りません この規定は大変厳しく、指導医受験資格を取得するだけでもだけでもかなり大変で、規定を満たす論文数、症例数、学会参加数、講座参加数などなどで約20年以上か かるのが普通です 受験前6か月ぐらいは診療後、休診日を利用してインプラント症例の資料づくりやレントゲンチェック、さらに口頭試問に答えられるように、専門書を読みあさり 時には徹夜にもなりました その間も他のセミナーに行ったりもしていましたので、家族には大変迷惑をかけてしまったと受験後思いました(ごめんね、ママ娘たち) 受験当日は8時30分には会場に行き、9時スタート30分ずつ3回9人の先生方の口頭試問は、今までに経験したことが無いくらい緊張しました 結果はまだわかりませんが、精いっぱい自分の力を出したので、いい結果であることをただただ祈るだけです 人生最大に疲れた1日でした 指導医になれましたらご報告しますので楽しみに待っていてください